コスプレ初心者の時は、コスプレメイクの仕方が分からず写真を撮ってみたらガッカリ……なんてことがよくあるものです。
普段どおりのメイクをするとウィッグが浮いてしまったり、逆にガッツリメイクを濃くしたら宝塚のようになってしまったり……。
こういった加減は何度もコスプレをして経験を重ねることでうまく調整できるようになるのですが、できるなら今すぐにでも上手くメイクしたいですよね。
今回はコスプレ初心者さんへ向けてコスプレメイクのやり方やコツについてまとめて記事にしました。
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コスプレのメイクのコツ
普段のメイクと同じく、コスプレメイクにもアニメ系、リアル系、アート系……などなど様々な系統があります。
レイヤーさんは好みで自分のメイクを作り上げているので、コスプレメイクに正解はありません。
自分がどんなコスプレメイクが好きなのか、初めの内は分からないと思います。
まずは格好いいな、可愛いな、と思うレイヤーさんのアップの写真を何枚も見て、自分がどんな系統のメイクを目指していきたいのかハッキリさせましょう。
そして、お気に入りのレイヤーさんのメイクを真似してみることこそコスプレメイク上達の近道であると個人的には思っています。
メイクの上手な方のやり方を真似をすることで、コスプレメイクのコツを自然と掴むことが出来るので、是非試してみて下さい。
また、より効率的に上達するために、コスプレをする時にぶっつけ本番でメイクをするのではなく一度家で練習してみることをおすすめします。
メイクを上達させるコツは次の通りです。
- 真似をしたいメイクのレイヤーさんを見つける。
- そのレイヤーさんの真似をしてメイクをしてみる。
- 鏡で見るだけでなく、写真を撮って写りを確認する。
- 想像と違っていたらメイクを直してもう一度写真を撮ってみる、の繰り返し。
※実際に写真を撮ってみると一回りメイクが薄く感じられることがあるため。
以上の通りに家で練習すると、必然的にコスプレメイクをする回数が多くなり上達が早まります。
そして自分専用のメイクの完成形を一度目にしているので、コスプレ当日に大幅にメイクを失敗してしまう、という事態も避けられます。
わざわざ練習のためだけにメイクをするのは面倒かもしれませんが、こうした地道な努力が上達の近道でもありますので、頑張ってみて下さい。
それでは次に、パーツごとのコツをご紹介致します。
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目元のメイクのコツ
アニメやゲームのキャラクターだけでなく、人の顔において目元はとても印象に残りやすい重要なパーツですよね。
また、鼻の形や骨格はメイクで変えることは出来ませんが、目の形は顔のパーツの中でも比較的簡単に形を変えることが出来ます。
コスプレしたいキャラクターに似せたいと思う場合はまず目元のメイクから気を付けてみましょう。
- キャラクターの目のイラストをよく観察する。
- アーモンド型の枠の中に黒目を書いただけのリアルな目を紙に書く。
- その目のイラストにラインを足すなどしてキャラクターに似せてみる。
(アイラインの太さ、目の下のラインの濃さ、ツリ目かタレ目かなど)
とても原始的な方法ですが、こうすることで人間の目にどんなメイクをすればキャラクターの目に近付けるか視覚で確認することが出来ます。
まずはイラストに描いたように自分の目にメイクしてみましょう。
アイラインが太いタッチのイラストであればいつもより少し太めにラインを、まつげがしっかり書かれているならつけまつげを……といった具合です。
おそらくよほど顔の整った方でない限り、これだけではあまりキャラクターに似ないと思います。
キャラクターの目を再現したい場合には少しだけコツがあります。
目元はとても立体的ですので、二重か一重か、出目気味か否か、その他目の離れ具合などによってアレンジを加える必要があるのです。
自分の目がキャラクターと似てないからメイクしても限界があるんじゃ・・・。
やり方次第で、うまくいくかもしれないよ!
自分の目に合わせたアイメイクのコツを紹介するね!
二重幅が狭い、もしくは奥二重の場合
アイラインが隠れてしまう様であればアイプチやメザイクなどで二重幅を広げてみてはいかがでしょうか。
瞼が重くて二重のクセが付かない……という場合は、アイラインの変わりにつけまつげを使用して目の印象を強くする、という方法もあります。
また、二重の方でもキャラクターの二重の幅がとても広く、自分の瞼では作れないな、という場合は瞼にダブルラインを引いてみてはいかがでしょう。
ダブルラインは何度か練習が必要ですが、慣れるとマンガやアニメのキャラクターのようなしっかりした二重になれるので是非試してみて下さい。
刀剣乱舞の薬研藤四郎のような、二重のラインではない目を伏せたようなラインを再現する際は茶色のアイブロウとシャドウで薄く書くのがおすすめです。
キャラクターより目が離れている
キャラクターより少し目が離れていると思ったら、目頭に切開ラインを少し足してみて下さい。
ダブルライン同様、切開ラインも始めは上手く描けず練習が必要になりますが、目を中央に寄せるだけでなく目の幅を広く見せる効果もあるためおすすめです。
目頭の蒙古ひだがしっかりある場合は切開ラインを引くと角度によっては不自然になってしまいますので、よく観察しながら調整してみて下さい。
目の横幅が足りない、切れ長になりたい
目頭に切開ラインを引いたり、目尻のラインを少し長めに引いてみて下さい。
このあたりの技はファッション誌やメイク特集号の雑誌などにもよく掲載されているので、雑誌を頼ってみるのも一つの手です。
コスプレメイクはイラスト通りの目をゼロから描くのではなく、自分の目をベースに線を書き加えることで再現する、ということを意識してみて下さい。
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男装時のアイメイク
男装をする時は上のアイラインを細く、下のラインを濃く、と言われています。
しかしこれをあまりに意識しすぎて、目の下に黒のライナーで不自然に太い線を引いてしまう……という失敗が起きてしまうことがあります。
下のラインを濃く、というのは下まつげの密度を上げるということなので、クッキリとしたアニメ目にしたくない時は点を描くようにラインを引くとよいです。
また、一緒に写る女性キャラがいる場合は確かに上のラインを太くしすぎない方がいいと思いますが、男性キャラのみの場合は気にし過ぎない方がよいです。
男の子ばかりの撮影の場合、あまりラインのことを意識しすぎるとせっかくのキャラクターの個性がなくなってしまいます。
かわいい男の子のキャラクターで、周りに男性キャラしかいない場合はアイラインを太めに描くのもアリです。
さて、こうしてメイクを少しずつ改善していっても写真写りが悪くては意味がありません。
写真写りをよくするためのメイクのコツも紹介するね!
写真映えするメイクのコツ
初心者の方が陥りがちなのが「ちゃんとメイクをしたつもりだったのに写真で見るとほとんどスッピンに見える!」という失敗です。
幼いキャラクターや、リアルタッチな絵柄のマンガのキャラクターであればむしろその方がよいのですが、そうでない場合は満足行かないかもしれません。
基本的には写真に撮るとメイクは一回り薄く見える、ということを念頭に置いておきましょう。
個人的に、アイシャドウが特に薄く見えがちだと思っているので、もし写真写りに不満のある方は少し濃くシャドウを使ってみて下さい。
また、ほとんどの方は写真をレタッチ(加工)していますので、レタッチをする前提でファンデーションを厚塗りするというのも個人的にはアリです。
生で見ると厚化粧! という感じがするので即売会などのイベントでは向きませんが、スタジオでガッツリ撮影、という時は差し支えないかと思います。
まとめ
衣装やウィッグの技術が上達しても、メイクが初心者のままだとせっかくのコスプレもなんだかもったいない出来になってしまいます。
少しずつ試行錯誤をして、是非「脱・初心者メイク」をして100%コスプレを楽しんで頂ければと思います。
練習すればきっと上手くできるはずですよ!
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