コスプレイベントに行ってみたいけれど、コスプレを始めたばかりでイベントでのマナーなどがよく分からなくて怖くて行けない……。
まだイベントの行ったことのない初心者の時には、そんな気持ちがあってなかなかコスプレイベント参加に踏み出しにくいのではないでしょうか。
また、マナー以外にもイベント参加における注意点や、初心者ならではの疑問は調べても意外と解決しないものです。
既にコスプレイヤーとして活動している友人がいれば色々と教えてもらえますが、そうでない場合は「暗黙の了解」が何なのか分かりませんよね。

ここでは「イベントで気になる、けれど教えてもらう人がいない……」というコスプレ初心者の方のために、
- イベントに参加するときのマナー
- 友達とイベントに参加するときと一人で参加するときの注意点
- ネットで知り合った人とイベントに参加するときの注意点
- 初心者に見られないためのメイクのコツ
- 初心者向けのコスプレ衣装
などをまとめて記事にしました。
まずはイベントに参加するときのマナーから紹介していきますね!
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コスプレ初心者がイベントに参加するときのマナー
まずはイベントに参加するときのマナーについてお話したいと思います。

イベント参加で気をつけたいことは3つあるよ!
- 施設への配慮
- 一般の方への配慮
- 他のイベント参加者への配慮
それぞれのマナーを紹介していきますね。
施設へ配慮する
お金を払ってイベントに参加しているとは言え、当然ですが施設を買い取った訳ではありません。
コスプレイベントに限ったことではありませんが、壁や床、野外ならば木や花などを衣装や小道具で傷付けたり壊したりしないように気を付けて下さい。
特にシチュエーションを求めて花壇の中に入り、花を踏み荒らしてしまう方がいるようで、よく問題になっています。
屋内イベントなどで移動可能な椅子などがあり動かした場合は、立ち去るときには元の位置に戻しましょう。
また、イベントでは撮影可能範囲≒行動可能範囲が限られていますので、撮影を始める前にイベント主催者のページなどを見てチェックしておきましょう。
撮影可能範囲内であっても、常識的に考えて花畑の中や池の中などには勝手に入らず、イベント主催側にどこまで近付けるかを確認をしましょう。
一般の方へ配慮をする
イベントに参加するときにまず念頭に置きたいのは、ほとんどの場合イベント会場は「公共の場=一般の利用者の方が使う場所」であることです。
第一に、一般の方に迷惑をかけないように細心の注意を払うことを心に留めておいて下さい。
撮影のために通路を塞いでしまったり、荷物や機材をバラバラに置いて場所を独占してしまったり、交流に夢中で大騒ぎしたりしないよう注意しましょう。
また、一般の方に声をかけられた時は無視をしたり、苦笑いして黙って流したりせず、しっかりと受け答えをしましょう。
同じ利用者同士なので必要以上に下手に出ることはありませんが、逆にお金を払って参加してるからといって横柄な態度をとっていい訳ではありません。
施設側にクレームが入ると二度とその場所でイベントが開催されなくなる可能性もあるので、充分に気を付けましょう。
他のコスプレイベント参加者へ配慮をする
他のイベント参加者さんはほとんどの方がその会場のシチュエーションで撮影をしたい、と思ってイベントに参加しています。
よって、まずは撮影の邪魔をするような行動は避けるようにしましょう。
撮影中にカメラと被写体の前を無遠慮に横切ったり、背景に写り込んでしまう位置で雑談をすると邪魔になってしまいますので注意しましょう。
また、自分が撮影している最中も、あまりにも長い間同じ場所を独占することは避けて下さい。
コスプレイヤーが撮影したいと思うポイントは被っていることが多いので、自分が撮影している場所が空くのを誰かが待っている可能性があります。
必要以上に気を遣う必要はありませんが、人が待っている場合は15~20分程度(人によってはそれでも長居と感じる場合も)で譲りましょう。
他の参加者さんと交流したい場合は、相手の撮影がひと段落終えたところを話しかけるようにしましょう。
細かい立ち位置やライティングを調節してさあこれから撮るぞ、という時に話しかけると相手を困らせてしまいます。
交流に積極的でない方もいらっしゃいますので、話しかけたときにあまり歓迎されていない雰囲気を感じたら手身近に名刺交換を済ませましょう。
こうしたマナーは一般常識にも共通します。
みんなが楽しめることを配慮してイベントに参加するようにしましょう!
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一緒に参加する相手への配慮
友達やSNSで知り合った人、時には一人で参加することもあると思います。
そんな時にはどんな所に注意すべきかをご紹介していきます。
友達とイベントに参加するときの注意点
次に、イベントに友達と参加するときに特に注意すべきことをご紹介致します。
友達と参加する時に最も注意すべきことは、撮影に夢中になりすぎて周りが見えなくならないように気を付けることです。
いい写真が撮れたり、好きな作品の話で盛り上がったりしていると、つい熱中して周りが見えなくなりがちです。
コスプレや交流を楽しんでいるときも、前項『コスプレ初心者がイベントに参加するときのマナー』で申し上げたことを忘れないよう心がけましょう。
また、友達と撮り合いをする時には、自分ばかり撮ってもらい、友達を撮ってあげなかった、ということがないようにしましょう。
自分が撮ってもらいたいのと同じように、友達もいい写真を残したいと思ってイベントに参加しています。
友達であるからこそ、お互いの気持ちを考えて行動するようにしましょう。
一人で参加するときの注意点
さて、一人でイベントに参加するときにはこれまでとはまた少し違った点に注意が必要です。
参加しようと思っているイベントが撮影中心のイベントである場合、一人で行くのですから三脚がなければ写真が撮れません。
まずそのイベントで三脚の使用が許可されているかを確認しましょう。
野良のカメラマンさんが多いイベントである場合は自分で三脚やカメラを準備しなくても撮ってもらえる、と勘違いされている方がいるかもしれません。
しかしもともと約束しているわけではない、その場で出会ったカメラマンさんに撮って頂くには撮りたいと思われるほど自分が魅力的である必要があります。
また、一般的にはコスプレイヤーの方からカメラマンさんに「撮って下さい」とお願いすることはありません。
カメラマンさんはスタッフとして参加しているのではない、ということを念頭に置き、自分は自分で撮るものとして撮影準備をしましょう。
交流中心のイベントの場合は、一人のときに限った話ではありませんが、必ず名刺を持参するようにしましょう。
せっかく会場で意気投合しても、名刺を忘れてしまっては今後に繋がりません。
その場限りでおしゃべりをしたいだけなら名刺は要りませんが、その後もその人と交流を続けたい場合は名刺を忘れないようにしましょう。
コスプレ仲間をネットで募集してイベントに参加するときの注意点
初心者の内は一緒にイベントに行く友達が少なく、時にはネットで同行者を募集してイベントに行くこともあるかもしれません。
しかし、もともと友達である人とイベントに行くのとは違い、注意すべき点が多々あります。
SNSなどで同行者を募集し、一緒に行きたいと思える人とイベントに行くとは言えその段階ではあなたとその同行者の方は全くの赤の他人です。
公募の場合はそもそも初対面であることがほとんどでしょう。
同じ「コスプレが好き」という気持ちがあるとは言え、友達でもない方に馴れ馴れしく接したら失礼ですよね。
接待をするわけではないのであまりにも硬く接することはありませんが、打ち解けるまでは丁寧な敬語と、相手への配慮を忘れずにいましょう。
当然ですが、大した理由もない遅刻やドタキャン、逆に風邪を引きながら無理にイベントに参加などはもってのほかです。
また、犯罪に巻き込まれないように自衛することも重要です。
疑ってかかっては失礼ですが、相手が窃盗・宗教の勧誘・詐欺・ナンパ目的であなたに近付いた可能性はゼロではありません。
もし身の危険を感じた場合はその日は出来るだけ早めに解散をするようにしましょう。
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初心者に見られないためには?
イベントに参加したことが少なかったり、まして初めてだと「どうしよ~・・・」ってなる反面、初心者に見られたくないって人もいるかもしれません。
そんな方に初心者に見られないための『メイクのコツ』と『衣装』をご紹介しますね!
初心者にみられないためのメイクのコツ
玄人レイヤーさんと自分のコスプレを見比べると、圧倒的なクオリティの差に驚いてしまいますよね。
ウィッグの出来や衣装へのこだわりももちろんクオリティの差の大きな要因ですが、個人的には一番の原因はメイクにあると思っています。
コスプレイヤーさんを見ると、普段よりも濃いメイクをしていることが多いので、初心者のころはとにかくメイクを濃く! と張り切りがちです。
マンガやアニメのキャラは目のインパクトがあるので、特にアイラインは太めに描いた方がキャラクターに近付けるように思えますよね。
しかし、キャラクターの雰囲気と合わない、あまりにもハッキリとした囲み目メイクはあまりおすすめできません。
好みの問題なので、どんなメイクでも間違っているわけではないのですが、ラインはシャドウでぼかした方が不自然に浮かずに馴染むと思います。
クオリティの高いレイヤーさんのメイクをよく見てみると分かるかと思いますが、濃い囲み目メイクをしている方はあまりいません。
女の子のキャラクターの場合はつけまつげで目の印象を強め、ラインは普段と同じ~少しだけ太めに留めてシャドウでぼかすと自然に濃くできます。
男装の場合は「下のアイラインを濃い目に」とよく言われていますが、個人的にはアイラインだけを濃くするのはおすすめしません。
下まつげを強調するのは大事ですが、しっかりと線を引くのではなく下まつげ風に細かく点を描いてぼかしたり、まつげ風の線を引くと馴染みやすいです。
初心者向けの衣装のおすすめは?
こちらも個人の好みの問題ですが、自作か否かに問わず、初心者の方には学生キャラクターのコスプレがおすすめです。
制服であれ私服であれ、衣装が準備しやすいのはもちろん、鎧系の衣装とは違い動きやすいこともポイントです。
また、アニメと世界観の違いはあれど、とりあえず私たちは全員一度学生になったことがある、というのもおすすめする理由です。
どんなにキャラクターのことをよく見ているつもりでも、実際にコスプレをしてみるとどんな動きをすればよいか分からないものです。
その点、学生キャラであればどんな仕草をするかというのが比較的想像し易いのでポージングが自然に出来る、と私個人は考えております。
とは言え、むしろ剣などを持った非現実的なキャラクターの方がポーズがとりやすい、という方もいるので、こちらも正直なところ好みの問題だと思います。
まとめ
- イベントでは施設や周りの人の迷惑にならないように気を付ける
- 初対面の人とイベントに行く場合は、いつもよりも様々なことに気を張る
- メイクや衣装は初心者向けか否かよりも自分の好みで方針を決めるべき
正直なところ、マナーは人によって何が正しいか、何が悪いのかの線引きが様々で、一概に「これが絶対」と提示できるものではありません。
この記事にまとめたことは、ほとんどの人が肯定する基本中の基本のマナーでしかありません。

マナーであれ、メイク方法であれ、周りの人をよく見て、その場に応じて自分がどうすべきかの参考にしてみて下さいね。
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